『MOTHER』が大賞、森山未來『アンダードッグ』が最多4冠!「毎日映画コンクール」受賞結果発表
「第75回毎日映画コンクール」の受賞作品と受賞者が決定。大森立嗣監督の『MOTHERマザー』が日本映画大賞に輝いた。
2020年1月1日から12月31日までに国内で14日間以上、有料で劇場公開された作品(アニメーションおよびドキュメンタリー部門は、同期間に完成もしくは上映された作品)が対象となっている今回。昨年発表された「日本映画大賞・日本映画優秀賞」の候補作には、『朝が来る』『アンダードッグ』『海辺の映画館 キネマの玉手箱』『スパイの妻劇場版』『MOTHERマザー』がノミネートされていたが、日本映画大賞は『MOTHERマザー』、日本映画優秀賞は『アンダードッグ』が受賞する結果に。
さらに『アンダードッグ』は、森山未來が男優主演賞を受賞したほか、撮影賞、録音賞と合わせて最多の4冠を獲得した。
また女優主演賞は、『喜劇 愛妻物語』の水川あさみ。『朝が来る』は、蒔田彩珠が女優助演賞、河瀬直美が監督賞と2冠を獲得。新人賞は『許された子どもたち』の上村侑と『37セカンズ』の佳山明に、アニメーション映画賞は『魔女見習いをさがして』、田中絹代賞は梶芽衣子に贈られる。
なお、女優・男優主演賞を含む最多10ノミネートとなっていた黒沢清監督の『スパイの妻劇場版』は、惜しくも受賞を逃した。