【インタビュー】小林聡美×松本佳奈監督「ペンションメッツァ」に込めた想い「シンプルだけど大切なこと」
主演・小林聡美×「連続ドラマW パンとスープとネコ日和」のスタッフが再タッグを組むWOWOWオリジナルドラマ「ペンションメッツァ」が放送中だ。長野の別荘地に立つ、カラマツ林の中の一軒の家に住む女主人と、そこを訪れる人々が織りなす物語。主人公・テンコを演じた小林さん、全6話の脚本も手掛けた松本佳奈監督に話を聞いた。
贅沢なひとときを、じっくり味わってもらえたら
小林さんは「ペンションメッツァ」への出演が決まった際「特別なドラマになるといいな」と思ったのだとか。「いま、こういう時代なので…、ちょっと心が疲れたと思ってらっしゃる人も多いでしょうから、画面からあふれる(自然の)緑に触れてもらうだけでも、きっと深く印象に残るはずですし、私が演じたテンコさんと、魅力的な客人たちとの贅沢なひとときを、じっくり味わってもらえたら」
企画が動き出したのは昨年5月のこと。1回目の緊急事態宣言が解除されると、粛々と準備が始まったという。「いままで想像もしなかった状況になり、この先どうなっていくのか。そんな不安もありました」と松本監督。
テンコと客人が向き合い、言葉を交わす姿には「人と人が出会い、顔を合わせて会話するというシンプルな話にしたくて。