くらし情報『カナダ・ケベックの森で暮らす世捨て人たち『やすらぎの森』5月下旬公開』

カナダ・ケベックの森で暮らす世捨て人たち『やすらぎの森』5月下旬公開

Photo by cinemacafe.net

カナダのアカデミー賞にあたるカナダ・スクリーン・アワードで5部門にノミネート、助演男優賞を受賞したヒューマン・ドラマ『And the Birds Rained Down』(英題)の邦題が『やすらぎの森』に決定、5月下旬より全国にて順次公開されることになった。

カナダ・ケベック州、人里離れた深い森。湖のほとりにたたずむ小屋で、年老いた世捨て人たちが密かに暮らしていた。ある日、彼らのもとに思いがけない来訪者が現れる。その80歳の女性ジェルトルードは、少女時代に不当な措置によって精神科療養所に入れられ、60年以上も外界と隔絶した生活を強いられていた。ジェルトルードは、マリー・デネージュという新たな名前で新たな人生を踏み出すが…。

舞台となるのは、カナダ10州の中で最も広大な面積を誇り、フランス語を公用語とするケベック。国際的な多文化都市モントリオールを擁し、映画製作も盛んに行われ、ドゥニ・アルカンからドゥニ・ヴィルヌーヴ、グザヴィエ・ドランまで世界的なフィルムメーカーを輩出してきた。


そのケベックから新たに届いた本作は、新たな出逢いと湖畔での穏やかな共同生活を送る80代の男女を主人公に迎え、人生の晩年をいかに生きるかというテーマを詩情豊かに綴る、愛と再生の物語。

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