古川琴音&渋川清彦ら出演、濱口竜介監督『偶然と想像』ベルリン国際映画祭で銀熊賞受賞
第71回ベルリン国際映画祭コンペティション部門に出品されていた、『寝ても覚めても』濱口竜介監督の新作となる短編集『偶然と想像』(英題:wheel of fortune and fantasy)が審査員グランプリ賞(銀熊賞)を受賞。濱口監督やキャスト陣から喜びのコメントが到着した。
本作は、タイトル通り「偶然」と「想像」をテーマにした3話オムニバスから成る濱口監督初の短編集。濱口監督自身が『ハッピーアワー』などのプロデューサー・高田聡とともに企画立ち上げを行い、2019年夏から約1年半をかけて製作した。3話の脚本はすべて濱口監督自身が手掛け、撮影は『うたうひと』『ひかりの歌』の飯岡幸子が務めている。
濱口監督は、「経験豊かな監督たちが揃った『審査員からの賞』が贈られたということを心から嬉しく、誇らしく思っています。撮影中ずっと、役者の演技を見ながら、カメラの後ろで驚いていました。その驚きが海を超えて伝わったことに感激しています。
この映画、一番の見どころはと問われたら『役者の皆さんの演技』だと答えます」と、キャスト陣を称えるコメント。
「会議室のようなリハーサル部屋で始まった時間が、このような結果にまで結びつきました。