水原希子から目が離せない!『ノルウェイの森』から最新作『彼女』までの軌跡
女性2人の逃避行を描く、日本発Netflix映画の2021年第1弾作品『彼女』。現在『あのこは貴族』も公開中の女優・水原希子は、本作では愛する彼女のために殺人を犯す役を熱演。SNSなどで自ら発信し続け、その言動が多くの人の共感を生み、背中を押している水原さん。役者としてのキャリアは10年目を迎えるが、作品ごとに見せる女優としての進化が止まらない。
デビュー作は、村上春樹原作の『ノルウェイの森』(2010)。主人公の恋人・緑役に抜擢され、その瑞々しい魅力が役柄にも重なり、観客に大きな印象を残した。岡崎京子原作の映画化でも注目を集めた『ヘルタースケルター』(2012)では、純粋無垢な魅力で主人公を追い詰める新人モデル・吉川こずえ役に。
自身とも重なる溌剌とした若さやポジティブさを体現する役がある一方、大ヒットコミックの映画化『進撃の巨人 ATTACK ON TITAN/エンド オブ ザ ワールド 』(2015)では物語のヒロインであり、幼い頃の悲劇や過酷な経験から無表情で無口、非情な討伐を行うミカサ役。
『奥田民生になりたいボーイと出会う男すべて狂わせるガール』(2017)では自由奔放で主人公を振り回すファッションプレス・天海あかり役を演じるなど、シリアスからコメディまで俳優として振り幅の広さを見せた。