ミラ・ジョヴォヴィッチ復帰インタビュー “母”だからこそ演じられた衝撃作!
(Photo:cinemacafe.net)
実際の記録映像を観て「頭を殴られたような感じ」
「まず、脚本を受け取って読んでみて、この題材に惹かれたの」と本作に携わる最初の経緯について語るミラ。それが彼女自身、本作の製作を通じて体験する“衝撃”の始まりだった。
「それで当然、本物の記録映像を見せてもらったんだけど、頭を殴られたような感じだった。
圧倒され、ショックを受け、怖くなったわ。私は動揺して泣きながら『まさか嘘でしょ?』って繰り返してた。その後で、『このストーリーを伝えなきゃダメよ。とても大事なことだもの』って言ったわ。それまで経験したことのないものだったし、自分に理解できない物事に対する見方が完全に変わったわ。人生において、ふと立ち止まり『もしかすると、世の中には自分が全く理解できない何かが存在するのかもしれない』と考えるいいきっかけになったと言えるかもしれない」。
ミラが演じる心理学者のアビゲイル・タイラー博士は実在しており、実際にこの事件に直面した人物。この役にミラはどのようにアプローチしたのだろうか?
「残念ながら、タイラー博士に直接お会いすることは出来なかったの。
彼女は、私たちがこの物語を映画で伝えることを望んでいたけれど、誰にも会いたがらなかったから。私だけでなく、ほかの出演者たちも、自分が演じた人物には会えなかった。だから、私たちは記録映像からできるだけのことを感じとり、彼らになりきろうとしたの。彼らの体験、彼らの声をじっくり聴くことで、彼らの本質を捉えようとしたのよ。私は女優として、あんな目に遭ったこの女性に対する思いやりと共感を自分の中に見いだそうとした。私も母親であり、気持ちはよく分かるわ。そうやって本質を捉えることで知らない部分を埋めていき、私は全力を尽くして彼女という人物を描こうとしたの」。
“母”として役を作る上で避けて通ることが出来なかったある想像
実際に劇中では、“母”として誰よりも娘を愛し、守ろうとする彼女の姿を見ることができる。
やはり、母親になったことで「もしも、自分の娘の身にこのようなことが起きたら――」と考えずにはいられなかったようだ。彼女はそれを「この映画の中で最もつらい作業のひとつだった」と語り、こう続ける。
「そういう境遇の役を演じたことはなかったし、もちろん、自分が行きたくない場所に踏む込むという意味で、この役に惹かれたとも言えるわ。恐ろしいからこそ、やってみなければ、という気持ちだったの。どんな親にとっても考えるだけで最も恐ろしいことよ。正直、私も自分が演じたタイラーのように気持ちを強く持てるかどうかは分からないし、(こういう役を)もう一度やりたいかどうかも分からないわね」。
最後に彼女は「世の中には理解不能な現象が実際はたくさんあり、それをアタマから否定してはいけない場合もある、ということをみなさんに理解してほしい。実際に、否定できない目に見える形で人生を変えるような出来事が人々に起こっているのだから。
私たちはフィルムメーカーとして、そういうことが起こり得るという事例のいくつかをこの映画で見せているの」とこの映画の“意味”を語ったミラ。“覚悟”を決めて映画館に足を運ぶことをお薦めしたい。
© Mayumi Nashida
■関連作品:
THE 4TH KINDフォース・カインド 2009年12月18日より丸の内ピカデリーほか全国にて公開
©2009 GOLD CIRCLE FILMS LLC. ALL RIGHTS RESERVED.
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