オリヴィア・コールマン、A・ホプキンスとの共演は「ご褒美のよう」『ファーザー』
本年度アカデミー賞で作品賞ほか、アンソニー・ホプキンスの主演男優賞“史上最高齢”ノミネートを含む6部門で候補となった映画『ファーザー』。この度、娘役を演じ、助演女優賞ノミネートとなったオリヴィア・コールマンのインタビュー映像&メイキング写真が到着した。
現実と幻想の境が曖昧になっていく父アンソニーと、父の変化に戸惑い悩む娘アン。父の記憶と現実を追体験する、迷宮のような世界観が観客をかつてない映画体験へと誘っていく本作で、アンを演じたのは『女王陛下のお気に入り』での主演女優賞受賞から2年ぶり、今回は助演女優賞ノミネートを果たしたオリヴィア・コールマン。
アン役に惹かれた理由について、彼女は「アンソニー・ホプキンスと、それから脚本に惚れ込み、難しくて何度か読みました」と笑顔で明かす。ほかにも、このストーリーが好きな理由や親世代の老いについて、自身のエピソードも交えながら朗らかに語っていく。
「認知症というテーマを実に美しく描いた作品」に惹かれ、「アンソニーの目を通して誰もが彼の戸惑いを理解しこんな状態はさぞ大変だろうと思います」と答えるオリヴィア。「自分に依存していく親を見るのはつらいでしょうね。