草彅剛×吉田羊、震災から10年描く宮城発地域ドラマ「ペペロンチーノ」地上波放送へ
それぞれの役者さんが本当に真心を込めて演じているので、伝わるかなと思っています」と語る。
「クランクアップしたとき、最後のあいさつでちょっと涙が出てきて、ドラマの撮影が終わったときに泣いたのは何年ぶりかなと。羊さんもあいさつされているときちょっとほろっとされていて何かお互いの夫婦間がもうすごいできあがったんだなと思って」と打ち明けた。
また、吉田さんも「俳優は、ミュージシャンやお笑い芸人さんと違って、ぱっと行って人を笑顔にしたり、癒やしたり、笑わせたりすることができる職業ではない、一人では何もできなくて。この10年間も決して胸を張って被災地支援をやってきたとは言えるものではなかったので、今回、俳優として必要としていただいて、今、持てる限りを注ぎ込んで、しっかりと務めあげたいなという気持ちでした」と並々ならぬ思いを明かす。
「草彅さんが演じた潔さんと、私の演じた灯里さんは、おしどり夫婦。草彅さん演じる潔さんが温かいまなざしで灯里さんを見てくださると本当にいとおしくて、胸がキュッとなって幸せな気持ちになりました」と言い、「今回、意識して笑顔の灯里さんを演じるようにしました」と語っている。