自身のタトゥーが“アート作品”に『皮膚を売った男』公開決定
第93回アカデミー賞国際長編映画賞にノミネートされた『THE MAN WHO SOLD HIS SKIN』(英題)が、邦題『皮膚を売った男』として2021年晩秋より公開が決定した。
難民のサムは、大金と自由を手に入れる代わりに現代アートの巨匠からあるオファーを受ける。それは背中にタトゥーを施し彼自身が“アート作品”になることだった。美術館に展示され、世界を自由に行き来できるようになったサムは国境を越え離れ離れになっていた恋人に会いに行くのだが…。
本作は、矛盾に満ちた世界の在り様をユーモアを交え描いた怪作。第77回ヴェネチア国際映画祭のオリゾンティ部門でプレミア上映が行われ、主演のヤヤ・マヘイニが男優賞を受賞。日本でも東京国際映画祭で上映されるや「大傑作」「監督は天才か?」「最大級の驚き」「予想もつかない結末」と評判を呼び、多くの劇場公開を望む声が挙がった。
本作の演技が高く評価されたヤヤ・マヘイニほか、『007 スペクター』『オン・ザ・ミルキー・ロード』のモニカ・ベルッチ、『Uボート:235 潜水艦強奪作戦』のケーン・デ・ボーウなど、豪華キャストが脇を固める。
監督を務めるのは、過去にも『Beauty and the Dogs』でカンヌ国際映画祭「ある視点」