『ロード・オブ・ザ・リング』、中国で再公開されるも『名探偵コナン 緋色の弾丸』が圧倒
先週金曜日、中国で再公開が開始となった『ロード・オブ・ザ・リング』が不運に見舞われた。
4Kリマスター版として華々しい再デビューを果たすはずだった同作。「Variety」誌によると、中国当局の検閲で承認されたのが公開のわずか2日前というタイミングだったため、公開初日は多くの劇場でデジタルデータの準備が間に合わず、金曜日、土曜日とキャンセルが相次ぎ、チケットの返金に追われたという。
そんな災難は、オープニング興収に大きな影響を与えた。『ロード・オブ・ザ・リング』も、3月に再公開された『アバター』と同様、もしくはそれ以上のヒットも予想されていたが、404万ドル(約4億4000万円)と期待を大きく下回る結果に。なお、『アバター』の再公開時のオープニング興収は、2370万ドル(約25億8000万円)だった。
結果として、中国の先週末のオープニング興収で首位に立った作品は、日本より1日遅れで17日に公開された『名探偵コナン 緋色の弾丸』だった。土日の2日間で1680万ドル(約18億3000万円)と好調な滑り出し。
『ロード・オブ・ザ・リング』は三部作全てが中国で再公開予定で、2作目の『ロード・オブ・ザ・リング/二つの塔』は今月23日に公開、3作目の『ロード・オブ・ザ・リング/王の帰還』についてはまだ公開日が発表されていない。