初恋の衝動が押し寄せる…フランソワ・オゾン最新作『Summer of 85』第1弾予告
フランソワ・オゾン監督が瑞々しい刹那の初恋を描いた最新作『Summer of 85』から、第1弾予告とビジュアルが解禁となった。
予告編では、「THE CURE」の1985年発表の名曲「In Between Days」に合わせて、アレックスが初めて抱くダヴィドへの破裂しそうなほどの恋の衝動が映し出される。ノスタルジックな雰囲気漂うフィルムによる撮影で美しく切り取られた、色鮮やかな青春の数々。
しかし、そんな幸せな日々も長くは続かなかった。愛すれば愛するほどに湧き上がる“満たされない気持ち”。「ほんの一瞬も離れたくない」と願うアレックスを待ち受けていたのは、不慮の事故によるダヴィドとの突然の別れだった――。
併せて解禁された第1弾ビジュアルは、永遠の別れが訪れることなど知る由もないアレックスが、ダヴィドとの愛を噛みしめるように頬を寄せる姿が描かれている。「あの夏の君を、心に刻んだ」というコピーに込められた、アレックスの儚い感情。
刹那の恋の終わりを感じさせる、エモーショナルな仕上がりに。
ガス・ヴァン・サント監督の『マイ・プライベート・アイダホ』を彷彿とさせ、セーリングのシーンはアラン・ドロン主演の『太陽がいっぱい』を思い出させる。