鈴木梨央が妊婦役に…倉科カナ“児童福祉司”が手を差し伸べる ドキュメンタリードラマ「命のバトン」
鈴木梨央、倉科カナが出演するドキュメンタリードラマ「命のバトン~赤ちゃん縁組がつなぐ絆~」の制作が決定した。
高校2年生の結は妊娠に気づくが、誰にも相談できず絶望していた。偶然知り合った児童相談所の児童福祉司・千春に促され産婦人科を受診するが、すでに「妊娠22週目」を過ぎており中絶は難しい。シングルマザーで介護士として働きながら結を育ててきた早苗は茫然自失。千春は、結の気持ちに寄り添いながら様々な選択肢を提示していく。
その一つが、生みの親が育てられない赤ちゃんと育ての親を縁組し、裁判所の審判が下りれば戸籍上も実の親子になる 赤ちゃん縁組(新生児特別養子縁組)。早苗は妊娠の経緯について頑なに口を閉ざす結に業を煮やすが、結は交際相手の翔太が退学になるのを恐れてのことだった。だが、翔太からの連絡は途絶えたまま、出産の日は刻一刻と近づいてくる――。
子どもの虐待死・遺棄死を防ぐ切り札のひとつとして“赤ちゃん縁組 (新生児特別養子縁組)”がある。愛知県の児童相談所が全国に先駆けて30年以上前から取り組んできた赤ちゃん縁組は、“愛知方式”と呼ばれている。
本番組は、予期せぬ妊娠に直面したひとりの女子高校生が、児童相談所の職員をはじめ様々な人たちとの出会いを通して、悩み抜いた末、赤ちゃん縁組を選ぶまでの心の変遷を描くドラマと、本物の養子縁組家族のかけがえのない瞬間を捉えたドキュメント映像を組み合わせ、命の尊さと多様な家族の形を伝えていく。
桜田結役には、子役として活躍し、今回NHKドラマ初主演となる鈴木梨央。「今回初めて、子どもを出産する“結”という役を演じさせていただくにあたって、私たちの命は1人だけでなく、たくさんの人たちの愛によって育まれているんだと、深く感じました。この番組を見て下さった方が、助けられる命についてや、いろいろな人たちとのつながりを、そしてその奇跡を考えたり、感じたりしていただけたら嬉しいです」とコメント。
児童相談所の児童福祉司・成瀬千春役には、倉科カナ。「私は児童相談所に勤める千春を演じさせていただきますが、当事者の方が思い詰めてしまったとき、母子共に色んな選択肢があるという事を知りました。
だから、児童相談所の方に気負うことなく相談して欲しい。少しでもこの作品を通して、救われる命がありますように」と話している。ほかにも、結の母・早苗役を田中美里、結の交際相手・翔太を鈴木宗太郎、大学の准教授・和泉泰三役を中村靖日、児童相談所に配属される斉藤信彦役を平野宏周、翔太の父・勝也役をみのすけ、出産の準備をする結をホームステイで受入れる山口美鈴役を伊藤友乃が演じることも決定した。
ドキュメンタリードラマ「命のバトン~赤ちゃん縁組がつなぐ絆~」は秋、BS1にて放送予定(100分単発)。
(cinemacafe.net)
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