剣心と新時代を目指した女性たち…武井咲演じる薫は“希望”の象徴『るろうに剣心』
2012年に公開された1作目『るろうに剣心』から幕を開けた、かつて誰も体感したことのないスピードと圧倒的で迫力あるアクション、そしてエモーショナルに描かれる人間ドラマを融合させたエンターテインメント・シリーズの完結にして、すべてが詰まった究極のクライマックスを描く『るろうに剣心 最終章 The Final/The Beginning』が2作連続で公開。
今回は、新時代を迎えるため、そして大切なものを守るために刀を握り続けた主人公・緋村剣心(佐藤健)と共に生きた魅力的な女性キャラクターたちに光を当てながらシリーズを振り返ってみた。
“不殺”の剣心と“活心”の薫
神谷薫(武井咲)は明るく一本気で、曲がったことが大嫌いなキャラクター。亡き父から受け継いだ“人を活かす剣”を説く神谷活心流の師範代であり、周囲からも慕われている。流浪人として現れた剣心を居候とし受け入れる度量の大きさも持ち合わせており、相楽左之助、高荷恵、明神弥彦たちと共に、剣心にとって家族の様な存在となっている。
剣心が己に課している“不殺の誓い”と薫が亡き父から受け継いだ神谷活心流の掲げる“活心”は、“人を殺さない誓い”と“人を活かす剣”という表裏一体の関係であり、剣心と薫もまた切っても切り離せない関係性。