幕府のガサ入れにもポジティブ! 阿部寛“蔦屋重三郎”の『HOKUSAI』本編映像
とこの非常事態にも動じず、「こいつは恵の雨ってもんよ。これで江戸中がうちの出方に目凝らしやがる。種を植えるには、またとねぇ折ってことよ」とピンチな時こそ勝機と捉え、堂々とした姿が伺える。
阿部さんは演じた重三郎について「いろいろな才能を集めて自分で育てていく、先見の明があったと思うんですよね。今で言うプロデューサー的な人。いろんな世界に入っていってどんどん新しいことを作り出していく、この人がいたから色んな才能が開花したのだと思います」と言い、演じるにあたり葛飾北斎や喜多川歌麿の絵が展示されている美術館を訪れたそうで「重三郎によるプロデュース後の北斎や歌麿が描いた作品の中にも、素晴らしい作品が多数あるんですよね。『あぁ、これを見ずして散っていったんだな』と思いました。それらの作品を目にした時に『きっとこういう才能のある人はすごく孤独だったんだろうな』と、今はそう思っています」と思いを馳せた。
『HOKUSAI』は5月28日(金)より全国にて公開。
(cinemacafe.net)
■関連作品:
HOKUSAI 2021年5月28日(金)より全国にて公開。
©2020 HOKUSAI MOVIE
銀河で迷子の子どもたち目線で描く新しい大冒険「スター・ウォーズ:スケルトン・クルー」本予告