トム・ヒドルストンだからこそ生まれた、“愛されヴィラン”ロキの魅力「極めて多才」
エンターテイメント史を塗り替えてきたマーベル・スタジオの2019年の映画『アベンジャーズ/エンドゲーム』。その世界から逃げ出した “裏切り王子”の異名を持つヴィランの物語『ロキ』が、6月9日(水)より配信開始。
ヴィランでありながら世界中のファンから愛される、そんな掴みどころのないロキ役を演じてきたトム・ヒドルストンについて、ソー役のクリス・ヘムズワースをはじめ、ケネス・ブラナー、ジェフ・ゴールドブラムら過去のMCUでタッグを組んできたハリウッドの名優が口をそろえて、その見事な演技を絶賛。ロキの複雑な魅力を大胆かつ繊細に表現できるトムでなければ、“愛されヴィラン”は生まれなかったとさえ語った。
マイティ・ソーの義弟で、数々の悪行の一方で軽率な失敗を繰り返したり、時に兄弟の絆や家族愛を思わせたりと、ひと言で表すのが困難なほどに多くの魅力に溢れ、完璧でない姿が愛らしく“憎めないヴィラン”として世界中から愛されるロキ。
そんなロキに扮するトムを最も近くで見てきたといえるクリス・ヘムズワースは、「トムはロキという役に多くのものをもたらし、その結果、人々はロキを愛するようになった。僕らはいつも、ロキがどちらの側につくのか気になってしまうし、我々が知っているロキなのか、それとも以前に知っていたロキなのか、わからなくなったりもする。