「ロキ」監督が証言、マーベル・スタジオを牽引するケヴィン・ファイギの“仕事の流儀”
そんな彼を主人公にした本作では、英国発の人気ドラマ「セックス・エデュケーション」のケイト・ヘロンが監督に抜擢されている。ケイトは製作時のことについて、「ケヴィンからは、“あなたが生み出し得る最高のストーリーを紡いでほしい”と言われたくらいで、細かい要望はほとんどありませんでした。私が“これは挑戦的すぎるでしょうか?”と言ったら、“いや、もっとやって!”とさえ言ってくれました」とコメント。
「ロキという複雑な魅力を持っていて皆から愛されているキャラクターに今回どんな旅をさせるか、そしてどう新しい方向に進ませることができるかは、私にとってすごくエキサイティングなことでした」と、ケヴィンの流儀が本作でも発揮されていたことを明かすとともに、それによって制約に縛られずにロキの新たな物語を自由に描けたと語っている。
本作では『エンドゲーム』で逃げ去った後のロキによる、時間を超えて世界を振り回す新たな冒険が描かれる。時空を超えて逃げ出したロキは、懲りずに早速新たな悪戯に着手しようとしたのも束の間、“時間の流れを守っている”という謎の組織TVA(時間変異取締局)に捕まり、「自分が改変してしまった現実を元に直す」