『逃げた女』キム・ミニ「最大限の感受性を持って応える」ホン・サンス監督との映画作り語る
可能な限り、脚本に忠実であろうと努力しますが、もちろん私なりの方法で解釈もします。監督の頭の中にあるものから、私があまりにも離れてしまった時は、監督がそう伝えてくれます」と明かす。
「私たちには脚本があって、俳優たちの間にはセリフがあって、お互いにリアクションを引き出し合い、最大限の感受性を持ってそれに応えます。そして感情が生まれ、変化が生まれるんです。私たちはこの作業にとても集中しながら、脚本に忠実であろうと努めています」と、共に作品を作りあげていく過程と監督への信頼を語るキム・ミニ。
本作『逃げた女』では、5年間の結婚生活で一度も離れたことのなかった夫の出張中、初めて1人になり、3人の女友達のもとを訪ね再会する主人公ガミを、シンプルで飾らぬファッションに身を包み、持ち前の自然体の魅力で好演。謎めく女性心理をスリリングにあぶり出した本作においても、最後まで目が離せない魅力を振りまいている。
『逃げた女』はヒューマントラストシネマ有楽町、新宿シネマカリテ、アップリンク吉祥寺ほか全国にて順次公開中。
(text:cinemacafe.net)
■関連作品:
逃げた女 2021年6月11日よりヒューマントラストシネマ有楽町、新宿シネマカリテ、アップリンク吉祥寺ほか全国にて公開
© 2019 Jeonwonsa Film Co. All Rights Reserved
洪水に呑まれる世界、ボートで旅する黒猫の物語『Flow』3月公開 日本版ポスター解禁