2021年6月23日 18:15
「ロキ」だけじゃないトム・ヒドルストン、“七変化”の魅力に迫る
ケンブリッジ大学在学中から舞台作品や「チャーチル/大英帝国の嵐」などのTV映画に出演し、その後、ケネス・ブラナーやアンソニー・ホプキンスら多くの名優を輩出する最高峰・王立演劇学校(RADA)で学ぶ。なんとイートン校時代には、同窓のエディと学芸会で共演。「ハワーズ・エンド」「眺めのいい部屋」などで知られる作家E.M.フォースター原作の「インドへの道」で、エディが演じた女性主人公が乗る“象の右足”役を担当したという。
2007年に『Unrelated』(原題)で映画デビュー。ウエスト・エンドのシェイクスピア劇「シンベリン」ではローレンス・オリヴィエ賞の新人賞を受賞する。そして、BBCドラマ「刑事ヴァランダー」で共演し、舞台でのタッグもあったケネスが監督する『マイティ・ソー』(2011)でロキ役を演じて世界的にブレイク。その後、『アベンジャーズ』から『マイティ・ソー/ダーク・ワールド』『マイティ・ソー バトルロイヤル』、『アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー』『アベンジャーズ/エンドゲーム』まで6作のMCU作品でロキを演じてきた。
『マイティ・ソー』では当初、20ポンドも筋肉をつけて肉体改造を行い、ソー役でオーディションを受けたが、シェイクスピア劇でのトムをよく知るケネス監督によってロキ役に起用されたことは有名な話。