くらし情報『「#MeToo運動とも繋がっている」『17歳の瞳に映る世界』女性監督明かす』

2021年6月24日 17:00

「#MeToo運動とも繋がっている」『17歳の瞳に映る世界』女性監督明かす

Photo by cinemacafe.net

『ムーンライト』のバリー・ジェンキンスをはじめ強力なプロデューサーが製作に名を連ね、高校生2人の数日間の旅路を描く『17歳の瞳に映る世界』。この度、第70回ベルリン国際映画祭銀熊賞(審査員グランプリ)、サンダンス映画祭2020ネオリアリズム賞など絶賛を得た本作のエリザ・ヒットマン監督のインタビューが到着した。

「女性たちの語られざる旅の物語」を作りたい

「アイルランドで中絶ができなかったために亡くなった女性の記事を読んで、本当に落ち込みました。そこからインターネットでアイルランドとその中絶法について、妊娠中絶が違法とされている現状を学んだのです。そして私は思いました。これこそ私が作りたい映画だと。女性たちの語られざる旅の物語です」とヒットマン監督。

このアイルランドでのニュースがきっかけとなり、『17歳の瞳に映る世界』の製作に至ったという。
しかし、その舞台に選んだのはアイルランドではなく、ペンシルベニアとニューヨークだった。「もしこの物語がアメリカで起こったとしたら? と考えました。(舞台をニューヨークに決めた理由は)中絶手術のためにニューヨークにやってきても、手術が高額なため、どこにも泊まることができず、夜にベンチで寝なければならない女性の記事を読んだからです」

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