カンバーバッチが映画化を熱望、ジョディ・フォスターら出演の『モーリタニアン 黒塗りの記録』10月公開
ハリウッドで限定公開され、第78回ゴールデングローブ賞にて俳優部門2部門のノミネートを果たした『THE MAURITANIAN』が邦題を『モーリタニアン黒塗りの記録』として全国公開することが決定。併せて場面写真が解禁となった。
2005年、弁護士のナンシー・ホランダー(ジョディ・フォスター)は9.11の首謀者の1人として拘束されたアフリカ・モーリタニア出身のモハメドゥ・スラヒ(タハール・ラヒム)の弁護を引き受ける。裁判は一度も開かれておらず、彼はキューバのグアンタナモ収容所で地獄のような投獄生活を何年も送っていた。ナンシーは「不当な拘禁」だとしてアメリカ合衆国を訴える。
時を同じくしてテロへの“正義の鉄槌”を望む政府から、米軍にモハメドゥを死刑判決に処せとの命が下り、スチュアート中佐(ベネディクト・カンバーバッチ)が起訴を担当することに。真相を明らかにして闘うべく、両サイドから綿密な調査が始まった。モハメドゥから届く手紙による“証言”の予測不能な展開に引き込まれていくナンシーだったが、再三の開示請求でようやく政府から届いた機密書類には、愕然とする供述が記されていた――。
キューバのグアンタナモ米軍基地に収容されていたモハメドゥ・ウルド・スラヒの手記を映画化した本作。