クリステン・スチュワート「歴史上いなかった」ダイアナ元妃への思いをヴェネチアで明かす『スペンサー』
のスリップ・ドレスに、同素材の細身のパンツを合わせた可憐なコーディネートのドレスアップで登場。タキシード姿のパブロ・ラライン監督と共に詰めかけたカメラマンたちの前でフォトコールに応じた。
今年はコロナの感染対策を考慮し、一般観客の密を避けるためにレッドカーペット前には高い壁が設置され、クローズドで行われたレッドカーペットセレモニー。場外にあるモニターにレッドカーペット場のクリステンやラライン監督の姿が映し出されると大きな歓声が上がるなど注目の高さを感じさせた。
映画祭ディレクターのアルベルト・バルベラ氏のエスコートで、1席空けながら満席のサラ・グランデ(1,200席)に入った2人は大きな拍手とともに迎えられ、会場には、今年のコンペ部門の審査員長である韓国のポン・ジュノ監督、同じく審査員で去年、『ノマドランド』で金獅子賞を受賞したクロエ・ジャオ監督も姿を見せた。コミカルなシーンは時折笑いが起こり、またサスペンスフルなシーンでは息を飲むような緊張感が走るなど、観客が集中している様子を感じさせる上映となったよう。
エンドクレジットが流れ、場内が明るくなるや否や「ブラボー!」という声と共に拍手が起こり、スタンディングオベーションは約5分間続いた。