『マトリックス レザレクションズ』初の予告編解禁!キアヌ・リーブスの“ネオ”登場
かつてない映像体験で世界中を熱狂させた『マトリックス』の新章となる『マトリックス レザレクションズ』から、初の予告編が全世界で一斉解禁された。
監督は、『マトリックス』シリーズの生みの親であり、シリーズ全作品を監督しているラナ・ウォシャウスキー。本作でも最新のVFXによって創り出される現実と見紛う仮想世界と、まるで悪夢のような現実世界。そして数々の画期的な発明によって撮影されたアクションシーンなど、『マトリックス レザレクションズ』でしか見ることのできない唯一無二の映像革命を見せてくれる。
キャストには、ネオ役のキアヌ・リーブス、トリニティー役のキャリー=アン・モスらが、それぞれ同じ役を続投。新キャストとして、ネオを救世主と信じ、世界の真実を伝え彼を導くモーフィアス役に、『アクアマン』のブラックマンタ役で知られるヤーヤ・アブドゥル=マティーン2世が、ネオの宿敵エージェント・スミス役に、Netflixオリジナルシリーズ「マインドハンター」のジョナサン・グロフが、それぞれ抜擢。ほかにも新キャラクターを演じる、ニール・パトリック・ハリス、クリスティーナ・リッチらの出演が決定している。
今作はシリーズ3作目『マトリックス レボリューションズ』の続編ではなく、1作目の続編となる。
今回全世界で一斉解禁された予告編は、2分52秒のスケールたっぷり、迫力満点の見応え十分な映像だ。
閑静な住宅街の映像から始まり、セラピストの男に向かって「夢とは思えない夢を見た」と話すキアヌ・リーブス演じる主人公ネオ。マトリックス・コードで形作られた街の中を歩いていたり、見知らぬ敵と戦っていたり、得体の知れない機械に体を繋がれていたりするカットがフラッシュバックする。自分が狂ってしまったのかと不安になるネオに、男は「ここではよくある」と返す。
その後もネオが自分のいる世界に違和感を覚えるシーンが続く。青いカプセル、「不思議の国のアリス」の本、鏡に映る老人など好奇心をくすぐられる謎を散りばめた構成だ。
そして後半には、モーフィアスから赤と青のカプセルの選択を迫られるシーンや、白ウサギのタトゥーの女性に付いていくシーンなど、1作目を彷彿とさせるシーンが続き、怒涛のアクションシーンへと突入。
最後にはエージェント・スミスがネオに向かって「長い年月の果てに、始まりに戻ったのさ。
マトリックスにね」という意味深長な言葉を言う。世界は未だにマトリックスに支配されたままだったのか?そして、ネオはマトリックスから人類を救う救世主ではなかったのか?見れば見るほど謎が深まる。
テクノロジーが進歩し、高度な情報社会となった現代では、目に見えるものが真実とは限らない。日常的に目にするインターネット上でのフェイクニュースやSNSの書き込みをはじめ、何が真実か見極める力が必要となっている。それは、我々がすでにマトリックスに囚われているのということを意味しているのかもしれない。常に時代の先を行き、はるか未来を見せてくれた『マトリックス』。何が真実で、何が真実でないのか、先行き不透明ないまの時代を生きる我々に『マトリックス レザレクションズ』が見せる世界にいっそう期待が高まる。