2021年9月14日 17:15
佐藤健「自分の大切な人を護れる社会であって欲しい」瀬々敬久監督と石巻凱旋
不可解な連続殺人事件を軸に、その裏に隠された切なくも衝撃の真実を描く、中山七里原作映画『護られなかった者たちへ』。この度、10月の全国公開を前に、昨日9月13日、撮影地である石巻に主演の佐藤健と瀬々敬久監督が駆けつけ、舞台挨拶が行われた。
イオンシネマ石巻で行われた今回の舞台挨拶。観客の温かな拍手で迎えられると、佐藤さんは「撮影したのは1年ほど前だと思うのですが、当時既にコロナ禍で、そんな中迎えてくださって、撮影に協力していただいた石巻の皆様に非常に感謝しております」と伝え、瀬々監督も「ちょうど震災の年は僕の友人が石巻の小学校でドキュメンタリーを撮影していまして、その手伝いで8月くらいに来ました。まだ復興途中で信号も止まっているような状態でしたが、その時の印象がすごく鮮明に残っていて、今回、石巻で撮影させていただきました。ここにいらっしゃる方、石巻の方々に非常に感謝しています。この映画が、皆様の心に届けば良いなと思って今日を迎えました」と語った。
撮影での印象的なエピソードについて佐藤さんは「祈念公園から道ひとつ隔てたところにある防潮堤を超えた海がラストシーンだったんですが、そこが凄く印象に残っています。