2021年9月15日 18:30
ドキュメンタリー作品を通して考える気候危機…今からできる“エコ”なこと
シネマカフェでは「Let’s Keep Updated」と題し、映画をきっかけに地球のこと、私たちのことについてトークし考えるオンラインイベントを随時開催中。今回は、進行役に奥浜レイラさん、ゲストにモデル・気候アクティビストの小野りりあんさんを迎え、ドキュメンタリー作品を通して気候危機について学びながら、私たちが今からできる“エコ”なことについて語り合ってもらった。
世界の現状、日本の現状は今、どうなっている?
2014~15年までデンマークに留学し、同世代と社会問題を語り合う中でタイムリットがある気候変動について、今立ち上がらないで後悔するよりも勇気を出して行動したほうがいいと考え、NGOでのボランティア活動やSNSでの発信を行ってきたという小野さん。小野さんが、俯瞰的に見て未来を一番的確に予測できている機関というのが「IPCC」(国連気候変動に関する政府間パネル)だ。
小野:「IPCC」は各国の専門家、世界中の研究者がレポートを引用して評価する会議です。14,000本もの論文を引用し、それを全てオンライン上で公開することでいろいろな方がViewコメントできるので、その7万8000件のコメントに対してすぐに対応したり、できるだけオープンに開示していろいろな方が意見を言い、一番誠実な予測をしようとしている機関です。