くらし情報『「ウエストワールド」リサ・ジョイ監督が尽力した「次元が違う」記憶の見せ方『レミニセンス』』

2021年9月17日 17:30

「ウエストワールド」リサ・ジョイ監督が尽力した「次元が違う」記憶の見せ方『レミニセンス』

でも祖父が亡くなったあとに祖母と遺品整理をしていたら、50年位前の1枚の古びた写真をみつけて、そこにはとても素敵な女性が写っていて裏に『スキ・リン』って書いてあったんです。それで思ったのです。記憶は何年たっても色あせずに輝いてて、その人にとっては手放したくないものなんだって。そこから『レミニセンス』のアイデアへと繋がっていったんです」。

「ウエストワールド」リサ・ジョイ監督が尽力した「次元が違う」記憶の見せ方『レミニセンス』

脚本は、主人公となる記憶潜入エージェント、ニック・バニスター役にヒュー・ジャックマンを想定して書いていたという。「彼は完璧な人間だし、素敵でカリスマ性もあって、彼の作品をスクリーンで見るといつも彼に魅了されました。もちろんハンサムだし、アクションシーンも得意で私が必要としている要素を全て持っていました。ただ、私が一番惹きつけられたのは、彼の持つスター性とかではなく、彼はとても役に入り込めるタイプ。
今まで彼は演じてきたどの役でもそのキャラクターがまるで彼に乗り移っているようで、私がニックというキャラクターに求めていたのはそういうヒーローの人間性の奥深くを明らかにすることで、そんなことをできるのはヒュー以外に思い浮かばなかったのです」。

独自の映像マジックを開発
「温かみのある、アナログ映像が欲しかった」


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