2021年10月10日 12:00
ムーミンのキャラクター“変化”とこだわりの撮影舞台裏『TOVE/トーベ』 特別映像
「ムーミン」の原作者であるフィンランドの作家トーベ・ヤンソンの半生を描いた映画『TOVE/トーベ』より、劇中に登場するムーミンイラストのこだわりや、トーベのアトリエの再現などの苦労が明かされる特別映像が解禁された。
日本を始め世界中で愛されるムーミンの物語。それは画家としてキャリアをスタートさせたアーティスト、トーベ・ヤンソン自身の人生を投影して生み出されたものだった。文学、コミック、舞台劇、アニメーションなど、今日においても色褪せること無く人々を楽しませ続けるムーミンのキャラクターたちは、いかにして育まれていったのか。トーベ自身の人生のあり方とともに、その創作の秘密に肉薄してゆく。
解禁された特別映像で、最初に登場するのは、劇中でトーベが描く“ムーミン”を制作・監修したプロダクションデザイナーとグラフィックアーティストの2人、カタリーナ・エールンルートとサンドラ・ヴァルベック。時代によって描かれ方が少しずつ変わっていくキャラクターたちの変遷も忠実に再現した彼女らは「始めはただの表現でした」「漫画を書き始めたとき、新聞連載が始まって変化しました」と、トーベの走り書きからスタートしたシンプルなイラストが、新聞での連載など、発表する場所や方法が徐々に変化、「より丸みを帯びて漫画らしくなった」