彼は何者なのか…過去の真相が語られる『キャンディマン』本編映像到着
1992年に公開されたカルトホラー映画の精神を『ゲット・アウト』『アス』のジョーダン・ピールと『ザ・マーベルズ』のニア・ダコスタ監督が現代へと語り継いだ映画『キャンディマン』。この度、忌々しい都市伝説のはじまりの真相が語られる本編映像がシネマカフェにいち早く到着した。
全米の週末興収ランキングでNo.1の大ヒットスタートを切った本作は、海外の評論家からも「オープニングから心を奪われた」「ニア・ダコスタ監督は鏡を駆使した素晴らしいカメラワークで観客に恐怖を植え付けた」「ニア・ダコスタ監督はキャンディマンの恐怖とともに、人種的不公正についてのメッセージ性も見事に示した。新たなホラークラシックの誕生だ」と絶賛されている。
この度解禁された映像は、主人公アンソニーがカブリーニ=グリーンで暮らすウィリアムに「彼は何者?」と尋ねるシーンから始まる。「全ての始まりの一人目は、1890年代だ」と語り始めるウィリアムの声をバックに、映像は切り絵で表現した過去の出来事へと切り替わる。そして富裕層に画家として雇われていた青年ダニエル・ロバタイルが、絵のモデルだった一家の娘と恋に落ちたことを父親に知られ、無残な方法で必要以上に嬲られ、殺されたという凄惨な過去が明かされる。
鏡に向かってその名を5回唱えると姿を現し、体を切り裂くというキャンディマン。
その都市伝説からも人々に恐怖を与える忌々しい存在として認識されているが、ニア・ダコスタ監督は、差別から生まれ、その怒りを背負って立ち上がるキャンディマンを「彼は確かにモンスターだと思います。しかし、ある意味でダークヒーローでもあると思います」とコメント。そして「彼は間違いなくモンスターです。ホラー映画ですからね。ある種の“悪役”であることは間違いありません。しかし、誰が彼をモンスターと決めたのか、誰が彼にその名前を与えたのか、そもそも彼はどうやってそこにたどり着いたのか、といったことを分解したかったのです」とキャンディマンの恐ろしいイメージの裏に隠された背景も意識して映画を製作したことを明かしている。
『キャンディマン』は10月15日(金)より全国にて公開。
(text:cinemacafe.net)
■関連作品:
キャンディマン 2021年10月15日より全国にて公開
© 2021 Universal Pictures
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