2021年10月25日 16:30
映画とは正反対? 真面目でキュートなピノッキオ『ほんとうのピノッキオ』メイキングスチール
マッテオ・ガローネ監督による、神秘的で驚きに満ちたダークファンタジー映画『ほんとうのピノッキオ』のオフショットが公開された。
映画では、自分のためを思い忠告をしてくれるコオロギに対し、「黙れ」と叫び木のハンマーを顔面に向けて放り投げ、甘い誘いがあると学校を抜け出したり、見ず知らずの男の馬車に乗って遊びに行ったりと、自由奔放な悪童ピノッキオ。ガローネ監督は、ピノッキオを演じたフェデリコ・エラピについて「フェデリコ本人はピノッキオと正反対!だから彼をキャスティングしたんだ」と語っている。
4歳から子役として活躍し、映画のセットには常に家庭教師が付き、芝居と共に勉学に励んでいたフェデリコ。真面目な姿は監督の言う通りピノッキオとは正反対のように見えるが、公開されたオフショットでは、撮影中のカメラをのぞき込む、好奇心旺盛な姿が。
ガローネ監督は「ピノッキオは努力や義務や責任から逃避するキャラクターだよね。フェデリコ自身はピノッキオを我々が考えていたものとはかけ離れたキャラクターだと解釈していたんだけど、それでいて彼はまだ8歳(撮影当時)の子どもなので、純粋にピノッキオに共感し、その感情を上手く汲み取って演じてくれました」