くらし情報『『ボストン市庁舎』ワイズマン監督「自分の仕事をこなしている人々」を描きたい』

2021年11月16日 13:00

『ボストン市庁舎』ワイズマン監督「自分の仕事をこなしている人々」を描きたい

Photo by cinemacafe.net


米ボストンの“市民のために働く市役所”を捉えたフレデリック・ワイズマン最新作『ボストン市庁舎』。この度、ドキュメンタリー界のレジェンドと呼ばれるワイズマン監督のスペシャルインタビューが到着した。

コロナ禍で自分の住む自治体への関心がますます高まるいま、映画ファンのみならず、日本の行政関係者の間でも話題を呼んでいる本作。また、11月2日に次期市長に台湾系女性ミシェル・ウー氏が当選し、ボストンが注目を集めていることも追い風になっている。

そんな中、現在91歳、近年も年1本のペースで新作を生み出し続けているワイズマン監督が、新作『ボストン市庁舎』の誕生秘話と、“映画を撮ること”への思いを語るインタビューが実現。近年はボストンの隣町ケンブリッジにあるオフィスと、フランス・パリを拠点にしているワイズマン監督は現在アメリカへ戻れていないそうで、インタビューはパリと日本をzoomで繋ぐ形で行われた。


『ボストン市庁舎』ワイズマン監督「自分の仕事をこなしている人々」を描きたい
フレデリック・ワイズマン監督

あらゆる公共施設の中核である「市役所」を撮りたかった

Q:なぜ「市役所」を題材に映画を撮ろうと思ったのか?

フレデリック・ワイズマン(以下、FW):これまで私は、病院、裁判所、福祉センター、警察署など、様々な公共機関を題材にして映画を撮ってきました。

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