くらし情報『『悪なき殺人』から『バベル』まで、ある出来事がその後の運命を大きく変える映画』

2021年11月23日 11:00

『悪なき殺人』から『バベル』まで、ある出来事がその後の運命を大きく変える映画

Photo by cinemacafe.net


「風が吹けば桶屋が儲かる」。一見すると全く関係がないと思われる場所や物事に影響が及ぶことのたとえとして、古くから使われている日本のことわざ。1つの事象が全く想像できない結果を生み出すという意味で使われるが、力学では「バタフライ効果」とも呼ばれる。この手法は映画でも多用されており、サスペンス手法として用いられている名作が多数。

第32回東京国際映画祭にて『動物だけが知っている』(仮題/原題:Only The Animals)というタイトルで上映され、観客賞と最優秀女優賞を受賞した驚愕のサスペンス『悪なき殺人』もまた、たった1つの小さな間違いから偶然が重なり、当初は想像もできなかった殺人事件へまで発展してしまう。結果から見るとその伏線の回収に感心し、起因から見ると結末が全く分からないスリルがある…今回はそんな名作を紹介する。

『バベル』2006年/アレハンドロ・ゴンサレス・イニャリトゥ監督


『悪なき殺人』から『バベル』まで、ある出来事がその後の運命を大きく変える映画

モロッコで、闇売買で父親が手に入れたライフルを渡された遊牧民の兄弟。射撃の腕を競ううちに遠くのバスを標的にしてしまう。そして、そのバスに乗車していたアメリカ人夫婦が銃撃を受けて負傷、一向に助けは来ず、バス内の観光客たちとも不安が広がっていく。

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