ケイトリン・デヴァー「たくさんの人が共感してくれると思う」映画『ディア・エヴァン・ハンセン』の意義を語る
と話している。
★頭の中の葛藤を映画のカメラならきめ細やかに映し出せる
本作は映画化にあたって、舞台版の登場人物のディテール変更や新曲が加えられており、「映画版は舞台版とも深くつながっていてスケールの大きな作品に仕上がっています。でも『ディア・エヴァン・ハンセン』のような作品ではカメラで俳優に近寄れることも大事。映画版ではエヴァンの細かな表情を見られるしゾーイの両親のこともしっかりと見ることができます。彼らの心の動きも感じ取れる映像になっています」とケイトリンは言い、「こういうミュージカルでは本当にありがたいです。この作品の登場人物は心の内に不安や悲しみを抱えて生きています。その感情を押し込め拒否している人もいます。登場人物の頭の中にある葛藤を映画のカメラならきめ細やかに映し出せる。
すべてアップで確かめられてとても感動的です」とコメント。
そして、「エヴァンを愛しているファンも喜んでくれると思います。彼の奥深い感情までよく理解できます。日ごとの心情の変化も分かりますし、演技のすばらしさにも感銘を受けるはずです」と、カメラワークによって繊細な演技の動きまで捉えた映画版ならではの魅力を語っている。