くらし情報『ヴァイオリンの貴公子×映画音楽界の巨匠インタビュー映像『天才ヴァイオリニストと消えた旋律』』

2021年12月13日 18:15

ヴァイオリンの貴公子×映画音楽界の巨匠インタビュー映像『天才ヴァイオリニストと消えた旋律』

Photo by cinemacafe.net


12月3日(金)より絶賛公開中のフランソワ・ジラール監督最新作『天才ヴァイオリニストと消えた旋律』より、作品の骨格をなす音楽を担当したハワード・ショアとレイ・チェンのインタビュー映像が解禁された。

本作の核となるのは、トレブリンカで亡くなった人々全員の名前を詠唱する「名前たちの歌」だ。劇中の音楽を手掛け、「名前たちの歌」も作曲した映画音楽の巨匠ハワード・ショアは、ヴァイオリンの演奏を担当したレイ・チェンについて、「レイはすばらしい音楽家であり、この作品に対して熱心に取り組んでくれた。深く集中して演奏する姿は見事なものだった。レイが奏でるヴァイオリンは言葉に代わって物語を語っている」と絶賛。


レイはほかにも、ヘンリー・ヴィエニャフスキの「創作主題による華麗なる変奏曲」Op.15(オーディションの場面)や、ニコロ・パガニーニの奇想曲第9番と第24番(防空壕でのユゼフとの演奏)など、天才少年ヴァイオリニストのドヴィドルが弾く曲を演奏している。

またユダヤ系の家系に生まれ子供の頃からシナゴーグ(ユダヤ教の会堂)に通っていたというショアは、「名前たちの歌」の制作にあたってドヴィドルが青年期だった1950年代に録音された音源を集め2年かけて研究したという。

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