2021年12月19日 14:00
『マトリックス レザレクションズ』のトリニティーは「桁違いに進化」ラナ監督明かす
「トリニティーについてはいろいろなパターンを想像していたけど、ことごとく外れてしまったし、読み合わせが終わっても気持ちの整理がつきませんでした」と語っていることからも、その衝撃の大きさがうかがえる。
また、トリニティー役について、「この役を演じるために数々の試練を乗り越えてきたけれど、今となっては最高の思い出。人生の糧にもなっています」と、『マトリックス』での人生の血肉となっていることも語っている。例えば、第2作『マトリックス レボリューションズ』(03)では、ハイウェイでの逆走シーンで世界中の度肝を抜き、バイクがトリニティーの代名詞となった。しかし、元はバイク恐怖症で、それを克服したことを当時のインタビューで明かしている。
同じく代名詞であるスコーピオン・キックをはじめとして、格闘シーンも多数あるトリニティーだが、キャリー=アン自身は実は体術も得意ではなく、「体術を習得するのではなくて、ダンスを覚える要領で型や動きを頭に入れるようにしています」と独自のコツを告白する。
自分自身では得意ではなかったことでも、乗り越えることで世界を驚かせるキャラクターを生み出せることをキャリー=アン自身が体現している。