2021年12月20日 08:00
ブランドン・クローネンバーグ監督の戦慄SFノワール『ポゼッサー』3月公開
各国の映画祭で話題をさらったブランドン・クローネンバーグ監督作『ポゼッサー』(原題:POSSESSOR)の公開日が来年3月に決定し、メインビジュアルと場面写真が解禁された。
第三者の脳に入り込み所有者<ポゼッサー>として殺人を行う完全無欠の遠隔殺人システム。タシャは、殺人を請け負う企業に勤務するベテラン暗殺者。上司のミッションのもと、特殊なデバイスを使ってターゲットに近しい人間の意識に入り込み、徐々に人格を乗っ取っていきターゲットを仕留めたあとは、ホストを自殺に追い込んで“離脱”する。全てが速やかに完遂されていたが、あるミッションを機にタシャのなかの何かが狂い始める…。人格を乗っ取られた男との生死を賭けた攻防を、冷徹で研ぎ澄まされた映像美で描く。
本作は、鬼才デヴィッド・クローネンバーグの息子ブランドン・クローネンバーグ監督の、『アンチヴァイラル』から実に8年ぶりの長編第2作。2020年のサンダンス映画祭でワールドプレミアされ、各国の映画祭のあらゆる部門で39のノミネートと15の受賞を果たした注目作だ。昨年の第33回東京国際映画祭「TOKYO プレミア 2020」部門で上映されるや否や、その容赦ない暴力描写で観客の度肝を抜き、大きな話題となったことも記憶に新しい。