2022年2月13日 14:00
緊張感漂うディオールのアトリエでの始業風景『オートクチュール』本編映像
ナタリー・バイ演じる孤高のお針子と、リナ・クードリ演じる郊外に暮らす移民二世の少女の人生が、ディオールのアトリエを舞台に交差する映画『オートクチュール』より、ディオールのアトリエでの始業風景を切り取った本編映像が公開された。
今回到着した映像は、ディオールのアトリエにて、完全オーダーメイドでデザインされた高級服“オートクチュール”を手掛けるお針子たちの朝が、静かに、そして規則的に始まるシーン。
ナタリー演じるその責任者・エステルが出勤をしたのは、始業時間の3分前。チョコレートを口に入れ、今日の仕事内容を入念に確認する姿は、彼女がプレッシャーを抱えた完璧主義者であることが見て取れる。また、しっかりとアイロンがかけられた白衣を身にまとい、お針子たちが次々と出勤してくる様子から、緊張感と規律が流れていることが感じられる。
『オートクチュール』本編映像
このアトリエについて「使われなくなった省庁の中に、昔ながらのアトリエを作りました」と語ったのは、監督のシルヴィー・オハヨン。現在のアトリエは、お針子たちの眼に負担がかからないように、明るい光のニュートラルな空間になっているというが、本作では「装飾的にもっと詩的なものを取り入れたかった」