年を重ねてもハリウッド最前線で輝く秘訣 メリル・ストリープに習う“女の手本”
(Photo:cinemacafe.net)
2月19日に劇場公開されて以来、オープニング記録では4位スタート、その後レディースデイを盛況の中で迎えた『恋するベーカリー』。同じ女性としての手本という意味ではもちろん、世代を問わず観客を惹きつけるのは、何と言っても主演メリル・ストリープの衰え知らずの魅力だろう。40歳を超えると女優の仕事は激減するというハリウッド業界において、彼女が常にヒット作が目白押しの所以とは?本作で彼女と共演した俳優たちと監督の言葉から、彼女の魅力を検証したい。
1977年に『ジュリア』で映画デビューしたメリルは、翌年公開の『ディア・ハンター』で早くもアカデミー賞助演女優賞にノミネートされ、1979年には『クレイマー、クレイマー』でアカデミー賞助演女優賞、3年後には『ソフィーの選択』でアカデミー賞女優賞を受賞。その後もハリウッドの第一線で大活躍、昨年だけでも日本で『マンマ・ミーア!』に『ダウト−あるカトリック学校で−』、『ジュリー&ジュリア』と3本の主演映画が公開された。さらに、既報のとおり、まもなく開催される第82回アカデミー賞主演女優賞にノミネートされている彼女だが、これで同賞に16回ノミネート達成、これは俳優として最多となる。