敬愛する巨匠の島で夫婦の危機…?穏やかな日々が波立つ『ベルイマン島にて』予告編
巨匠イングマール・ベルイマンが暮らした島を舞台に描く、映画監督夫婦の物語『ベルイマン島にて』より、予告編が解禁された。
スティーヴン・スピルバーグやマーティン・スコセッシなど、多くの名監督たちに多大な影響を与えた“20世紀最大の巨匠”イングマール・ベルイマン。本作は、彼の熱狂的な支持者の一人であるミア・ハンセン=ラブ監督が、ベルイマンの原風景と言われるスウェーデンの島を舞台に撮影したあるカップルの物語だ。
今回解禁された予告篇では、映画監督カップルのクリス(ヴィッキー・クリープス)とトニー(ティム・ロス)がスウェーデンの“フォーレ島”へやってくるシーンから始まる。そこは巨匠イングマール・ベルイマンが数々の傑作を生みだした島。彼のかつての仕事場が現在は世界中のアーティストに開放されており、クリスとトニーは新作のインスピレーションを得ようとひと夏を過ごすためにやってきたのだった。
一面真っ青で煌びやかな海に、晴れやかな青空、大自然の緑に囲まれた時間に、「穏やかで完璧すぎて」「息が詰まる」と言うクリス。一方、トニーは涼しい顔で「落ち着くよ」と答える。
<離婚する人が続出した映画>と言われたベルイマン監督の『ある結婚の風景』が撮影された家で過ごすうちに、まるでその魔力にかかったかのように少しずつギクシャクし始める2人…。