2022年2月16日 18:30
「エルには遊び心がある」監督が信頼した“明るい”エネルギー『選ばなかったみち』本編映像
アカデミー賞俳優ハビエル・バルデムとエル・ファニングが共演するサリー・ポッター監督最新作『選ばなかったみち』。若年性認知症を患う父・レオを演じるハビエルと、娘・モリー演じるエルの印象的な本編映像が解禁となった。
本作が描くのは、ニューヨークのアパートにひとりで暮らすレオ(ハビエル・バルデム)をモリー(エル・ファニング)が病院へ連れていくため、彼を訪ねるある朝から始まる24時間。
モリーがレオを連れて向かった歯医者での治療中、レオは現実と幻想のはざまで混乱し始め、粗相をしてしまう。今回解禁となった本編シーンは、トイレでレオを着替えさせる様子を捉えたもの。
混乱が続く中で体格のいい父レオを介助するのはモリーにとって簡単なことではなく、ひとつひとつの動作に苦戦する様子が伺える。しかし、彼女が努めて明るく話しかけ、父への愛情を感じさせる印象的なシーンとなっている。この後、モリーは自分の予定を何度も変更せざるを得なくなるが、その中でも父のためにお揃いのズボンを購入するのだ。
ハビエルは撮影前にサリー・ポッター監督と繰り返し打ち合わせを行う一方で、レオと同じ症状を持つ患者のサポートをする組織の指導を仰ぎ、独自にリサーチを行ったという。