2022年3月4日 19:00
宇宙が舞台!新作『ヴォイジャー』ほか緊張感みなぎる傑作SF映画
世界で初めて作られたSF映画は、いまから120年前のジョルジュ・メリエスの『月世界旅行』(1902)。その後、スタンリー・キューブリックの『2001年宇宙の旅』(1968)を皮切りに、それまでB級と称されていた“SF映画”というジャンルは飛躍的な発展を遂げ、いまやSF映画は主流のジャンルの1つとなった。様々な舞台が設定されるが、今回は孤立無援での宇宙空間によって緊張感がいっそうみなぎるSF映画からおすすめの3作品をご紹介。
『ヴォイジャー』タイ・シェリダンら新世代キャストが集結
地球温暖化による飢饉が人類を襲い、科学者たちは居住可能な新たな惑星を探した。そして2063年、その可能性を秘めた惑星を発見し、探査隊を派遣することになる。その探索隊の乗組員は30人の子どもたち。航行にかかる期間は86年。子どもたちは船内で成長して子孫を残し、目的の惑星に到達するのは彼らの孫の世代。
そして10年後、クリストファー(タイ・シェリダン)とザック(フィン・ホワイトヘッド)は、彼らが毎日飲むように指示されている薬によって人間としての欲望が抑制されていることを知る。そして、反発した乗員たちは本能の赴くままに行動するようになり、ある事件をきっかけに船内の統制が崩壊していくーー。