洗練されたファッションとインテリアに注目『林檎とポラロイド』”エフォートレス”な本編映像
新たなる才能との呼び声高いクリストス・ニク監督のデビュー作『林檎とポラロイド』より、本編映像が解禁された。
本作は、ケイト・ブランシェットもその才能に惚れ込んだという、第93回アカデミー賞国際長編映画賞ギリシャ代表に選出された話題作。
公開された映像は、記憶喪失の男が治療のための回復プログラム「新しい自分」に参加する間の仮住まいとして与えられた部屋の中でのワンシーン。部屋まで案内をしてくれた医師が行ってしまうと、早速ルームツアーを開始する男。まずはキッチン。用意されたフルーツかごにはオレンジが山積み…大好きな林檎はないようだ。続いて寝室のベッドのマットレスの具合、ライトのスイッチ、そしてサイドテーブルのポラロイドカメラとアルバムもチェックする。用意されたクローゼットの中身も念入りに確かめ、男の几帳面な性格が伺える。
仮住まいというだけあって必要最低限のものしか揃っていないが、ひとつひとつの家具、小物に至るまでどこを切り取っても洗練されている。家全体の色彩が統一されているのが特徴的で、キッチンではオレンジ、寝室ではアルバムの黄色い色味が、暖色に統一された照明に映え、部屋のポイントとなっている。