くらし情報『トム・シリング主演、ナチス台頭前夜を生きる若者描く『さよなら、ベルリン またはファビアンの選択について』6月公開』

2022年3月24日 13:00

トム・シリング主演、ナチス台頭前夜を生きる若者描く『さよなら、ベルリン またはファビアンの選択について』6月公開

刺激的な映像のコラージュや、往年のベルリンの美しさを際立てる濃密な描写などを縦横無尽に駆使し、原作の世界観を見事に再現した。主演は、『コーヒーをめぐる冒険』でドイツ映画賞主演男優賞はじめ数々の賞を獲得し、その後も大ヒットスリラー『ピエロがお前を嘲笑う』や『ある画家の数奇な運命』の主演で注目を浴びたドイツ映画界のトップスター、トム・シリング。ヒロインは、『さよなら、アドルフ』に主演し、その可憐な姿で大きな注目を集めたドイツの人気女優ザスキア・ローゼンダール。2人は、『ある画家の数奇な運命』に続き2度目の共演となる。

併せて解禁された日本版ポスタービジュアルでは、「僕はどこへ?」のキャッチコピーと戸惑いの表情を浮かべる主人公ファビアンの姿が印象的な1枚。背景には、ナチスの象徴である“ハーケンクロイツ”、燃やされる本など、ファビアンを取り囲む時代を象徴する写真が並んでいる。

右か左か、前か後ろか、一体どこへ行くべきなのか…。ナチス台頭の前夜、空虚な時代の一人の青年の恋と惑いは、まさに現代と重なる物語だろう。
90年前の小説が「今、この世界」の映画になったことが感じられる、今年度最注目のドイツ映画だ。

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