アカデミー賞授賞式 今年の“ベストプレゼンター”部門受賞者はベン・スティラー?
(Photo:cinemacafe.net)
今年も数々の感動的な瞬間が誕生した第82回アカデミー賞。様々な困難を乗り越えた末の受賞を果たしたエンターテイナーたちのスピーチは毎年、感動を誘うものだが、一方で、候補者の紹介や賞の発表を行うプレゼンターを務めるスターたちの、ウィットに富んだコメントやコミカルなやり取りも観客・視聴者の注目の的。最も多くオスカー像をさらったのが『ハート・ロッカー』であるなら、観客の心を最も強く掴んだプレゼンターは果たして?
最多ノミネートの大御所をいじる司会者コンビ
授賞式の顔と言うべき今年のホストを務めたのは、スティーヴ・マーティンとアレック・ボールドウィンという小粋なベテラン俳優のコンビ。ミュージカル出身のヒュー・ジャックマンを司会に迎えた昨年の、ブロードウェイさながらの煌びやかなパフォーマンスと比べると、“地味”感が否めなかった今年の授賞式だが、そこは彼らの“オヤジギャグ”を交えた軽妙なトークがカバー。3Dメガネなどの小道具で『アバター』をネタにしたり、『恋するベーカリー』で共演した“史上最多ノミネート”のメリル・ストリープをいじったりと観客の笑いをさらった。