2022年4月3日 12:20
ジェシカ・チャステイン、祝・アカデミー賞!崖っぷちで踏みとどまる女性たちを演じた軌跡
様々な波乱があった第94回アカデミー賞。中でも主演女優賞はまれにみる混戦といわれ、ノミネートされている俳優たちの出演作が、いずれも作品賞にはノミネートされていないという異例の事態となった。その混戦を制したのが、初受賞となったジェシカ・チャステインだ。
出演作は軒並み高評価を受け、いまや何作もの待機作を抱えるプロデューサーにして、女性の地位向上の活動家としても知られるジェシカ。各国の女性スパイたちが大活躍するアクション映画『355』の記憶も新しい中、社会的マイノリティへの愛と純粋な信仰心や献身をある意味利用された『タミー・フェイの瞳』で大変身を見せて、ついにオスカー像を手にした。そんなジェシカの軌跡をふり返った。
『タミー・フェイの瞳』で訴えたかったメッセージとは?
主演女優賞プレゼンターのアンソニー・ホプキンスも語ったように、今年はそれぞれが圧倒的な演技でキャリアを築いてきた「最強の存在」で「屈指の顔ぶれ」ばかり。ニコール・キッドマン、オリヴィア・コールマン、ペネロペ・クルスと5人中3人が過去の受賞者で、クリステン・スチュワートはダイアナ元妃の苦悩を演じて初ノミネート。
ニコール、クリステン、そしてジェシカと5人中3人が(受賞しやすいといわれる)