2022年4月5日 21:15
濱口竜介監督、授賞式前日ディナーでスピルバーグ監督と同じテーブルに「なんでこんなところに…」
村上春樹の小説を基にした西島秀俊主演映画『ドライブ・マイ・カー』が、第94回アカデミー賞 国際長編映画賞を受賞。この快挙を記念し、本日4月5日、東京・千代田区の日本記者クラブで凱旋記者会見が行われ、濱口竜介監督、西島さん、本作のプロデューサー・山本晃久が出席した。
日本映画がアカデミー賞の国際長編映画賞を受賞するのは、滝田洋二郎監督の『おくりびと』以来、13年ぶりの快挙。ほか、各国の主要映画祭でも高く評価されている本作。オスカー像を手にして登場した濱口監督は「これだけ多くの国に作品が受け入れられたということを、驚きを持って受け止めている」と話し、広く支持された理由について「(原作の)村上春樹さんの物語が持つ普遍性にあると思う」と分析。
また、受賞の瞬間をふり返り、「直前に至るまでにオスカーというものが自分の人生に関係するとは思ってもいなかったので、どう振る舞っていいのかわからなかった」と感想を述べつつ、この快挙は自身のキャリアにおいてあくまでも「通過点であったらいい」という。
一方、主演の西島さんは「応援していただいたみなさんの力のお陰で素晴らしい体験をさせていただきました。