2022年4月7日 16:05
1967年のチェコ・ヌーヴェルヴァーグの傑作『マルケータ・ラザロヴァー』日本初劇場公開
「過去の出来事をなぞるのではなく、歴史の内側を直感的に捉えたい」という監督の強い執念から、衣装や武器などの小道具を当時と同じ素材・方法で作成。衣装を『アマデウス』でアカデミー賞を受賞したテオドール・ピステック、音楽をヤン・シュヴァンクマイエル作品など多くの映画音楽を手掛けるズデニェク・リシュカが担当した。原作はチェコでは知らぬ者がいないという、ヴラジスラフ・ヴァンチュラによる同名小説。綿密にして大胆、崇高で獰猛なエネルギーに満ちた「フィルム=オペラ」だ。
また今回併せて解禁となった日本版ビジュアルは、世界各国で作られているビジュアルとは異なる日本オリジナルのデザイン。修道女となることを約束されていた主人公マルケータの数奇な運命を示唆するようなシーンを切り取り、誰かによって語られた寓話のようなイメージを表現している。本作の日本版ビジュアルが発表されるのは史上初となる。
『マルケータ・ラザロヴァー』は7月2日(土)よりシアター・イメージフォーラムほか全国にて順次公開。
(text:cinemacafe.net)
ミア・ワシコウスカ主演作ほか「オーストリア映画週間」に日本未公開7作品集結