2022年4月8日 07:45
【インタビュー】マッツ・ミケルセン 役への向き合い方を語る「どう演じればいいか、答えを探し続けるのが俳優の人生」
興味深いキャラクターたちではあるよね」と笑う。
「これはよく言っていることなのだけど、グリンデルバルドと同じ資質はダンブルドアにもあると思う。面白いことにね。何を美しいと見なすか、醜いと見なすか。それこそが映画作りにおけるジレンマなんじゃないかな。何が善で、何が悪か。それを決めるのも決めないのも映画。もちろん、僕たちの人生においても同じことが言えるのだけどね。
だから…、そうだね。そういったキャラクターを演じるのは確かに楽しいことかもしれない」。
「どう演じたらいいか、答えをずっと探し続けるのが俳優の人生」
「現実世界で起きていることに注意を向けられるのもエンターテインメントなら、現実逃避をさせてくれるのもエンターテインメント」とも語るマッツは、近作の『アナザーラウンド』や『ライダーズ・オブ・ジャスティス』でも名演を披露。すでに撮影済みの『インディ・ジョーンズ』最新作にも期待が高まっている。まさに、「現実世界で起きていることに注意を向けられる」作品から「現実逃避をさせてくれる」作品まで。幅広い作品に望まれ、巡り合う秘訣でもあるのだろうか。もちろん、名優であること以外に。
「どうだろう?正直なところ、秘訣は分からない。