2022年4月10日 14:00
バングラデシュ縫製工場労働者を3年リサーチ「女性たちは働き、自分自身と家族の生活を支えている」
ジェンダー学においては、女性は抵抗すればするほど、闘えば闘うほど何かを達成できると学びます。我々よりも前の世代は女性の教育や参政権を求めて闘いました。そのおかげで今日があります。まさに「私たちが今ここに立っていられるのは、私たちの前を行った女性たちがいるから」なんですね。
Q:シムはポップカルチャーによる女性の間違った描き方や宗教とも闘っていますね。
RH:そうなんです。シムは資本主義と伝統的なイスラーム原理主義に抵抗しています。彼女は「女性らしさ」について彼女独自のイメージを持っています。
彼女は祈りを捧げる一方、ダンスが好きで、組合結成のために闘いますが、あくまで自分なりの方法です。こんにち、女性について言われることは、大まかに2つの両極に分かれると思います。1つは広告やテレビで見られるような非常に性差別的なもの、もう1つはモスクで聞かれるような、女性を基本的に「汚れ」とみなすものです。シムや他の女の子が頭をヒジャブで覆っているとき、彼女たちは自分たちなりの方法でそうしているのです。彼女たちはとてもカラフルな布で頭を覆っています。隠しているのではなく、美とファッションを意識してのことなのです。