くらし情報『浅野いにおインタビュー 原作者が明かす大人気マンガ「ソラニン」映画化の“奇跡”』

浅野いにおインタビュー 原作者が明かす大人気マンガ「ソラニン」映画化の“奇跡”

(Photo:cinemacafe.net)

(Photo:cinemacafe.net)

現在、シュールにしてディープな大ヒットコミック「おやすみプンプン」を絶賛連載中の、人気漫画家・浅野いにお。緻密かつ美しい作画と、リアルな若者像を鮮烈に描く彼は、次世代を担う漫画家の一人として幅広い世代から注目を集め続けている。そんな浅野さんが2005年〜06年にかけて執筆した傑作コミック「ソラニン」が、浅野作品としては初の映画化。主演に宮崎あおいを据えた豪華キャストも話題だが、原作へのリスペクトが一貫して感じられる作風にも注目したい。

「ソラニン」タイトルのヒントはアジカン

「ソラニン」の種田をどことなく想起させる、シャイでスタイリッシュな風貌。細身のパンツをさらりと着こなす浅野さんは、一昔前の“漫画家”のイメージとは多くの意味でかけ離れている。「喋るのは苦手なんで…」と言いながらも、淀みなく繰り出される言葉の数々は、ことごとく的を得ていて、しかもかなり面白い!

実は連載当初から「映像的な見せ方を意識していた」という「ソラニン」だが、映画化の一報を聞いたときは「やっぱりすごく嬉しかったです」と素直な喜びを吐露。
「『ソラニン』は、漫画らしい漫画を描くのはやめようと思った時期なんです。

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