2022年9月7日 16:00
松山ケンイチ&荻上直子監督「映画の空気にも作用している」ロケ地・富山で起用した子役たちを語る『川っぺりムコリッタ』
「ひっそりと暮らしたい」と無一文のような状態で、川べりの古いアパート“ハイツムコリッタ”に引っ越してきた孤独な男を松山ケンイチが演じる荻上直子監督最新作『川っぺりムコリッタ』。9月6日(火)、松山さんと荻上監督がオールロケが行われた富山県の県知事を表敬訪問、さらに凱旋の舞台挨拶も行った。
クランクアップから2年、いよいよ公開を迎える本作。新田八朗知事への表敬訪問では富山県を舞台にした理由について、荻上監督は「主人公の青年が、イカの塩辛工場で働いているという設定。『塩辛を作っているところはどこだろう』と調べたら、函館が一番で、その次の次くらいが富山県だった。富山にロケハンに来たら、大自然の山も川も海もあって、人々は優しくてあたたかい。これはもう、富山にしようと思いました」と惚れ込んだことを告白。
松山さんは、富山の名産でイカの塩辛にイカ墨を入れて黒くした、“イカの黒作り”を大いに気に入ったそうで、「富山に来て、初めて、黒作りに出会って。富山の幸や文化にも触れることができました。来てみないとわからないことってたくさんあるなと思いました」とコメント。
映画の大ヒットを祈願して、富山県産の新米を進呈されると、荻上監督は「富山という土地が助けてくれて、この映画の底力を上げてくださった。