2022年9月28日 19:30
心の声に正直に、運命を切り拓いた実在の女性たちを描く!この秋注目の人間ドラマ3選
直木賞作家・井上荒野の原作を基に、昨年11月、満99歳で波乱の人生を全うした作家・僧侶の瀬戸内寂聴が出家した背景にあった男女3人の関係を描いた映画『あちらにいる鬼』が11月11日(金)より全国公開。
本作では自立した女性の先駆者として時代を駆け抜けた瀬戸内寂聴の知られざる物語が描き出されるが、自分の信念に正直に、時代や社会通念に抗い運命を切り拓いた実在の女性たちの映画が、この秋、相次いで公開される。
『あちらにいる鬼』11月11日(金)公開
瀬戸内寂聴、井上光晴、そしてその妻。実在した人物をモデルに、男女3人の特別な関係を井上夫妻の長女である作家・井上荒野が綴った傑作小説を映画化。瀬戸内寂聴が出家に至る背景には3人の計り知れない繋がりがあった。
1966年、講演旅行をきっかけに出会った長内みはると白木篤郎は、それぞれに妻子やパートナーがありながら男女の仲に。奔放で嘘つきな篤郎にのめり込むみはる、全てを承知している笙子。緊張をはらむ3人の関係性が生まれる中、みはるが突然「わたし、出家しようと思うの」と篤郎に告げる。
自分の悲しみや怒りを咀嚼し、自身の信念に基づいて、作家としてその人生を切り拓いていった瀬戸内寂聴、劇中では長内みはるという人物。